シンプルナチュラルな北欧スタイルは、今やインテリアの定番中の定番です。「北欧インテリアにしたいけど、家具を変えるとお金がかかりすぎる」…そんなときはラグ・カーペットを使えば、気軽に北欧風インテリアに近づけますよ。

ラグやカーペットは、お部屋の表情を変える重要なインテリアアイテムです。だから、お部屋の雰囲気、家具との相性などを考慮に入れて選ぶ必要があります。でも、インテリアショップで見たときはステキだったのに、実際に部屋に置いてみたらなんだかしっくりこないなんてことも…失敗しないラグ、カーペット選びをするために必要なポイントを押さえておきましょう。

ラグ・カーペットはなぜ必要なのか？

「ホコリが出るから」「掃除の邪魔になるから」とラグ・カーペットを敷かないお宅もあります。ですが、ラグ・カーペットには置くべき理由があるのです。ラグ・カーペットを家具の下に敷くことで、床が傷つくのを防ぐことができます。また、生活音を吸収し響かなくする作用があるので、マンション、アパートなどでは必需品です。特にお子さんのいるご家庭では、足音などを防ぐために、子供部屋にラグやカーペットを敷くのがマナーでしょう。

お子さんの健康面での影響を考えると、ホコリの立ちにくい毛足が短めのラグ・カーペットを選ぶといいでしょう。また、ラグやカーペットには安全性の役割もあって、ベッドサイドに置くことで、ベッドから降りた時の衝撃を和らげます。気になるのはラグ・カーペットの汚れですが、ラグやカーペットの汚れのほとんどはホコリですから、毛足の奥まで入り込んだホコリをかき出すように、毎日掃除機をかけましょう。ラグ・カーペットの毛並みと逆方向に掃除機をかけると、毛の根本まで入り込んだホコリや髪の毛が取れます。ホコリはアレルギーや喘息などの原因になりますから、こまめに掃除することを心がけましょう。

お部屋を北欧風インテリアにしてみよう

北欧風インテリアは、相変わらず根強い人気ですね。「お部屋を北欧風にしたいけど、どこから手を付ければよいのか分からない」そんなときには、まず、ラグ・カーペットから取り替えてみましょう。北欧風インテリアの特徴といえば、シンプル・ナチュラル。また、温かみのある木や布を多用したインテリアで日本人の好みにとても合うのです。北欧インテリアは色を抑えるのが基本ですから、白、薄いグレー、グリーンなどの色をラグ・カーペット、ファブリックなどに取り入れてみましょう。

北欧インテリアといえば植物モチーフ。ラグやカーペットの柄も草花など植物をモチーフとしたものを選ぶとよいでしょう。これらの基本カラーに木目などを組み合わせると、温かい雰囲気の北欧インテリアになります。基本的に淡い色合いがよく合いますので、濃い茶色のフローリングなどは北欧スタイルとはあまり相性がよくありません。ラグ・カーペットを敷いて、濃い茶色の面積を減らしてみましょう。家具はホワイトまたは薄い木目調家具がオススメで、濃い色合いの家具とはマッチしません。

ラグ・カーペットを北欧風にしたら、次はカーテンやクッションなどのファブリックを北欧風に変えてみましょう。北欧インテリアは布使いの多いのも特徴で、ファブリックで北欧の雰囲気を醸し出すことができるでしょう。ラグ・カーペットとカラーや雰囲気を合わせると失敗しません。どちらかというと寒色系の多い北欧インテリアは、布を使うことで寒々しさを打ち消し、温かみを感じさせてくれます。明るい黄色、濃いネイビー、オレンジなどを刺し色として一か所インテリアに取り入れてみると、グッとおしゃれ感が増します。

すべてを同じ色で揃えると、統一感は出ますが、無機質で冷たい印象になりがちなので、あえてはずす部分を作るとおしゃれに見えます。北欧インテリアを目指すなら、家具をすべて買い替える必要はありません。まずは、ラグ・カーペット、そしてファブリックをチェンジするだけでも、北欧風のお部屋にできますから、気軽に模様替えしてみましょう。