せっかくお部屋の模様替えをするのであれば、できるだけ部屋を広く見せたいところです。色遣いや家具の配置、意識するべきポイントなど、お部屋をより広く見せて心地よい空間を作るための模様替えポイントを紹介します。

お部屋の模様替えをする時には、できるだけ部屋が広く見えるように家具の配置や配色をしたいのではないでしょうか。持ち家ほど広くはないアパートに住んでいる場合には空間を有効に使うとともに、家が広く感じるような模様替えをすることでもっと住みやすく、心地よい家にすることができます。ちょっとした工夫で家がずいぶんと広くなったように感じるはずなので、いくつかの方法を試してみるようにしてください。

「抜け」がある部屋は広く見える！

お部屋が広くなったように見える一番のポイントは、やはり「抜け」です。お部屋のレイアウトでいう「抜け」とは部屋に入った時に視界を遮るものがないということです。部屋に入った瞬間に部屋の奥まで見渡すことができれば「抜け」があるということになります。部屋の入り口から部屋の奥まで突き抜けている空間があると、それほど広くない部屋でも広く感じます。もしどうしても背の高い家具を置かなければいけないという時には視界を遮らないように、入り口の並びもしくは入り口に近い場所に置くようにしましょう。さらに大きな家具ではなくても、空気清浄機や加湿器といった動かせる家具はできるだけ壁際に置くことで「抜け」を確保することができます。

床を広く見せるのが部屋を広く見せるコツ

お部屋の「抜け」と同じくらい大切なのが、床を広く見せるということです。お部屋を広く見せるためには、できるだけ家具を減らして床が広く見えるようにする必要があります。だいたい家具は床の三分の一くらいに抑えると良いでしょう。しかしどうしてもそれ以上家具を置きたいという場合には、できるだけ一か所に集中して家具を置くようにします。そうすると所々床が出ているというのではなく、まとまった面積を見せることができるので部屋が広く見えます。ソファなどは部屋の真ん中に置きたいという方もいますが、模様替えによって部屋を広く見せたいのであれば壁際に置くのがベストです。

色遣いによっても部屋は広く見える

お部屋はどんな色を使うかによってもイメージがだいぶ変わり、全体的に薄い色を選ぶと空間が広く感じます。一方で黒や茶色といった濃い色を選ぶと引き締まった印象を与えますが、部屋全体は狭く感じるかもしれません。部屋を広く見せたいのであれば薄い色を使うと良いでしょう。例えばテーブルをガラスのものにしたり、イスを白っぽい色で揃えたりすると、それだけでお部屋を広く見せることができます。さらに白い家具をたくさん使うと圧迫感がなく、しかも光を反射してさわやかな雰囲気も感じられるので、心地よい部屋になるはずです。

家具はシンプルに、かつ高さを揃えて

もし多くの家具を置くときには、できるだけ高さを揃えるようにします。というのは、高さの違う家具を使うと天井が高く感じないので、部屋全体が狭いように感じてしまうからです。収納ラックなどを購入するときには高さを抑えて、低めのものを購入するのがベストです。壁の面積も大きく見えると部屋が広く感じるので、壁面の飾りもシンプルに自分が気に入ったものだけを飾るようにしましょう。さらにちょっとしたポイントですが、姿見のような大きめの鏡を置くと空間が広がっているように見えます。もしカーペットやラグを敷きたいということであれば、床と同系色にするのがお勧めです。あまり大きなラグを敷いてしまうと床の面積が狭くなって部屋が狭い印象になってしまうので、小さめのサイズを選んでおきましょう。