インテリアを楽しむのに欠かせないアイテムがカーテンですが、まずは掛けたい窓に合ったカーテンを選ぶための採寸方法を知っておきましょう。尚且つ遮光など追加機能が必要かどうかを考えます。またインテリアとして見栄えのする色選びのコツも覚えておきましょう。

部屋の雰囲気を大きく左右する、カーテン。インテリアを楽しむのに欠かせないアイテムであると同時に、外からの視線をカットしたり光や熱を調整したりという本来の大切な役割も担います。ですからカーテン選びは慎重に。失敗しないカーテン選びのポイントを抑えておきましょう。

カーテンの採寸

意外にカーテンの採寸方法を正しく把握しておらずピッタリ合わないサイズのものを買ってしまったという失敗をする人は少なくありません。まずカーテンの幅ですが、これは取り付ける窓のカーテンレールの両端、固定されたフックのところまでを計測します。理想的なカーテンの幅はその長さ（㎝）の3～5％増しですので、計測した数値を1.03～1.05倍しましょう。例えばカーテンレールの両端が300㎝であれば、「300×1.03＝309」、「300×1.05＝315」となるので、309～315㎝の幅のカーテンが適しているということになります。2枚で左右に開くタイプなら、この半分の約155～158㎝ということになりますね。

次にカーテンの長さですが、ベランダの窓のように床にまで達している大きな窓の場合、カーテンが床についてしまわないようカーテンレールのフックから床までの長さを測り、そこから1～2㎝引いた長さのカーテンを選びましょう。一方床にまで達さない比較的小さな窓（腰窓）の場合はカーテンレールのフックから窓の端まで測り、それに10～15㎝ほど足した長さが理想的となります。

カーテンの機能

カーテンによってはその役割を強化したりプラスアルファの機能を追加したりしているものもあります。その代表的なものは、遮光カーテン。遮光カーテンの遮光レベルは3段階に分かれており、1級は99.99％以上の遮光（人の顔を識別できないほどのレベル）、2級なら99.80％以上99.99％未満（人の顔が分かるレベル）、3級なら99.40％～99.80％未満（人の顔は分かるが事務作業は難しいレベル）となっています。遮光3級からは遮光マークを表示させることができるので、何級なのかを確認してみてください。遮光機能の他には、紫外線カットや遮熱、防音、防災、撥水、保温などといった機能を付加しているカーテンがあります。

カーテンの色

カーテンの色を決める方法は幾つかありますが、最も失敗しにくいのが床やフローリングの色に合わせる方法です。フローリングの色が薄ければフローリングよりやや濃いめの同系色、フローリングの色が濃ければそれよりやや薄めの同系色にしておくと適度にアクセントを持たせることができ尚且つ悪目立ちすることもありません。だけどそれじゃあつまらない、カーテンをメインカラーにしたいという場合には、同じ部屋に置いているベッドやソファと色を合わせるのがお勧め。壁や天井が白いと大体どんな色も合いやすいので、好みの色をカーテンと家具にチョイスしてみてください。あるいはカーテンをアクセントカラーにしたい場合。これは壁や床、家具などをある程度同系色でまとめておいて、カーテンだけをパッと目を引く色にする上級テクニックですが、カーテンと同じ色をクッションなど部屋の小物にも取り入れることで全体が馴染みやすくなります。

オーダーカーテンという選択肢

サイズ、機能、デザインの全てがピッタリ理想にかなっているカーテンを探し出すのは意外と至難の業。そうであればオーダーカーテンという選択肢も考慮してみましょう。確かにオーダーカーテンは既製品と比べると高くなりますが、インテリアとしてのこだわりもカーテンとしての機能も十分満足のいくものを手に入れることができます。