北欧風のナチュラルな食器棚を取り入れることで、家族の笑顔があふれる温かみのあるキッチンにリフォームしてみましょう。簡単にキッチンを北欧スタイルに変身させる、今日からできる4つのアイデアをまとめました。

主婦にとって食器棚って、自分の「好きなもの」がつまっています。大好きなお皿。夫婦で旅行に行ったときに買ったペアカップ。自分へのご褒美に買った大切なボウル。「好き」がつまった食器棚は、やっぱりお気に入りを選びたい。

北欧スタイルとは

北欧は年間を通して気温が低く雪が深いので、家の中で過ごす時間が必然的に長くなります。北欧の人にとって、家でいかに気持ちよく過ごすかが大切なのです。北欧の豊かな自然をあらわすナチュラルでシンプルなベーシックウッド家具が北欧スタイルです。温かみを感じる柔らかいデザインが多いのも北欧スタイルの特徴。木を使うのですが、白っぽいものから、ダークブラウンまでカラーバリエーションは豊富です。日本の住宅のフローリングや畳になじみやすいのは、木でできた家具だからこそでしょう。

北欧スタイルのキッチン収納アイデア

北欧スタイルのキッチンはスッキリとした印象の見せる収納。見せていてもスッキリとは矛盾しているように聞こえますが、同じテイスト、素材や色を揃えて見せるとスッキリと片付いて見えます。小物をしまうときは、ナチュラルなバスケットを使うといいでしょう。食器棚は、下段は引き出しや扉付きで隠す収納ができ、上段はすりガラスやナミガラスで見せる収納ができるものを選ぶと、隠したいものは隠せて、お気に入りの食器を見せて収納できるのでおすすめです。目につく場所には、北欧スタイルのキッチン雑貨や、アラビア、イッタラ、マリメッコ、ロールストランドなどの可愛らしい食器を飾ることができます。

ファブリックを使って温かみのあるキッチンにする

ファブリックをインテリアにプラスすることで、簡単に北欧スタイルキッチンに模様替えすることができます。ファブリックは簡単にインテリアに取り入れることができる優れものです。炊飯器や電子レンジなどの無機質な家電製品に北欧柄のファブリックを1枚かけるだけで、印象がぐっと変わります。北欧ファブリックといえばマリメッコが有名ですが、フィンランドの老舗テキスタイルブランドであるフィンレイソン、ヘルシンキで若いグラフィックデザイナーと職人たちが作り上げるカウニステ、スウェーデンのテキスタイルメーカーのアルメダールスなど北欧テキスタイルブランドは数多くあり、それぞれに特徴的なテキスタイルを販売しています。ファブリックならば季節ごとに交換できるし、手軽にインテリアに取り入れられます。

北欧スタイルにビビッドカラーを取り入れる上級者テク

北欧スタイルの特徴は、ホワイトやグレー、パステルブルーなどといった淡い色合いと木目を生かすなどシンプルな色使いですが、ビビッドカラーを取り入れることで変化をつけることができます。ひとめをひくビビッドな色をアクセントに取り入れてみてください。木のナチュラルな感じや、淡い色合いと合わせるならおもいきってハッキリとした色合いに挑戦してみましょう。赤、オレンジ、黄色などの暖色系は淡い色合いのキッチンでメリハリをつけるポイントになります。赤は活力となる色、黄色は明るさを、オレンジは食欲を刺激して増進させる色です。色の持つ効果を考えてもキッチンに取り入れるにはぴったりのカラーなのです。ポイントは色を絞って、ごちゃごちゃと見せないこと。基本となるカラーは1色か多くても2色にとどめましょう。そうすれば、色と色がケンカしてごちゃごちゃキッチンになることはありません。