部屋全体のインテリアを新しく変えるとなると勇気がいるもの。簡単に部屋の雰囲気を変えたいときは、「布」を使ってみませんか? 布の使い方次第で、空間の印象をガラリと変えることもできますよ。思い切った柄や色のインテリアに、気軽にチャレンジできそうですよね。そこで、今回は、布を上手に使ってお部屋のインテリアを楽しむアイデアをご紹介します。
カンタンに作れる!壁を彩るファブリック・アイテム
布をアートのように使って壁を飾ると、それだけで部屋の雰囲気が一変します。大胆な色使いや芸術的な柄の布、和柄の手ぬぐいなども工夫次第で、すてきなインテリアに早変わりしますよ。
タペストリーやパネルは、カンタンに作れて安っぽく見えない!
ファブリックというのは、布生地のこと。少ない予算で手軽に壁を飾ることができる心強い存在です。のれん用の棒に布地を吊るせばタペストリーになるし、ダンボール箱や発泡スチロール板などに布をまいて作るファブリックパネルなら、北欧風のインテリアアイテムに。とても軽いので寝室の壁に飾ってもOK。落ちてきても怪我の心配がありません。ホテルのベッドルームのような雰囲気を目指している方はぜひ試してみてくださいね。
カーテンにするなら、クリップで吊るすだけ!
専用のクリップを使って、布を上から吊るすのも一つの手。ちょっとした部屋の間仕切りになりますし、カフェカーテンとして手軽に用意したり、掛け替えたりができます。カーテンクリップは壁や天井につけたバーやロープなどに通して吊るしますが、リーズナブルなものや凝ったデザインのものなどさまざまあるので、好みやニーズにあわせて選びましょう。カンタンにできるのに、洗練されてとてもオシャレに見えるのが、布のインテリアのすごいところですよね。
ダイニングにも!テーブル周りの布活用
テーブルクロス、ランチョンマット、チェアカバーなど、ダイニングにも布が活用できます。簡単なミシン縫い程度で作れるのでぜひチャレンジしてみて。何種類か用意して、季節やシーンによって、雰囲気を変えることもできますよ。
テーブルクロスやランチョンマット。おしゃれなテーブルランナーも!
ホームパーティーや、食事のテーマにあわせて、テーブルクロスやランチョンマットを変えてみませんか? イベントやインテリアに合わせた演出を楽しめますよ。おそろいのコースターも素敵ですし、細長い布をテーブルの真ん中にかけるテーブルランナーもオススメ。布もたくさんいらないし、見た目がとてもおしゃれです。
椅子やクッションも、お気に入りの布で彩る
ダイニングチェアの背に合わせたカバーや、それとおそろいのクッションカバーを作れば、食卓の雰囲気がいっそう変わります。ダイニンググッズは汚れる心配もありますが、布なので洗えるのもうれしいところ。布を選ぶのが楽しくなりますね。作り方も難しいことはなく、サイズに合わせて布を切り、ミシンで処理するだけでOKなので、ぜひトライしてみてくださいね。
とっさの来客時にも!何枚も用意しておしゃれに”目隠し
急な来客時に、お部屋がごちゃごちゃしていて焦ってしまうことはありますよね。そんなときも布が大活躍! 小物からソファのような大きなものまで、布をかけることでぱっと目隠しできて、オシャレな雰囲気も演出できます。
小さな布を、食器や小物のカゴの上に、ぱっとかける
食器や小物のカゴ、雑貨の収納ボックスなどに小さな布をかければ、中身を隠しておしゃれな空間に変えてくれます。どこにでもいくつでもかけられるように、布がいくつかあるといいですね。読みかけの雑誌や書類、郵便物なども、テーブルや棚のすみに重ねて、そっと布をかけておけば、お客様をすっきりとした部屋に案内できますね。
ソファやベッドは、大きな布で覆う
子どもが汚したシミやペットの毛がついているソファ……見られたくないものがあるときに限って、お客様が来ることも。お手入れやお掃除が間に合わなかったときは、大きな布がソファのマルチカバーとして活躍します。かけ方も簡単で、全体にフィットさせて、隙間に布を入れ込むだけ。ずれることもないので安心です。ベッドが目に入るようなシチュエーションでも、寝室のテーマカラーを意識した大きな布でお布団をカバーすれば、生活感も消えてすっきりした印象に。目隠し用の布は、何枚かあると重宝するので、ぜひ用意してみてくださいね。
布のワザを駆使して、カンタンにおしゃれなインテリアを
布は、多様なシーンで活躍する万能アイテム。インテリアとしても、目隠しグッズとしても手軽なので、助かる場面も多いでしょう。さまざまな色や質感、デザインのものがあるので、選ぶのも楽しくなりますね。手作りのファブリック・アイテムは、愛着がわくもの。布を使ったインテリアをぜひ試してみてくださいね!