クローゼットの気になる臭い対策、どうしていますか？　臭いは意外と自分では気づきにくいもの。だからこそ、日ごろから気にかけておきたいですね。クローゼットを気持ち良く使えるように、衣類やクローゼットの臭いをしっかり取り除いて、お気に入りの香りを楽しんでみましょう。

開けると臭い！クローゼットの嫌な臭いの原因と対策

クローゼットを開けるたびに、もわーんと嫌な臭いがすることがありませんか？　この嫌な臭いは服についた汚れや汗、たばこの臭い、体臭などが原因です。ここでは、衣類の臭いを取り除く方法を紹介します。

洗えるものはなるべく早めに洗濯して収納
一度でも着たものは洗濯してから収納するのが基本。着たものには雑菌が付着するため、そのままクローゼットにしまうと、雑菌が繁殖して臭いの元になってしまいます。また、時間が経つと菌も臭いも取れにくくなるため、早めに洗いましょう。

洗えないものは衣類用ブラシ＆陰干し
ジャケットやコートなど一度着たくらいでは洗えないものは、衣類用ブラシでほこりや汚れを落として、陰干しをしてからクローゼットにしまいます。衣料用の除菌・消臭スプレーなども便利です。

日光の力で殺菌！
紫外線による殺菌効果も上手に活用しましょう。ただ、色柄ものは色あせすることがあるため、様子をみながら天日干ししましょう。

このように、着た後のひと工夫で衣類の臭いが取れて、クローゼットが臭いにくくなります。

クローゼットも部屋の一部！まめに掃除と換気を

部屋の掃除はこまめにしていても、クローゼットの掃除は忘れがちではありませんか？　クローゼット自体の臭いを取り除くために、クローゼットも部屋の一部と考えて、掃除や換気をきちんとしておきましょう。

クローゼットは臭いや湿気がこもってしまう

クローゼットは閉め切っていることが多いため、臭いや湿気がこもりやすくなります。外出中や天気の良い日は少しクローゼットのドアを開けておくようにして、普段から換気をしておきましょう。時には、衣装ケースや棚を取り出して、普段隠れている床や壁の掃除や換気をしておくと、よりいっそう清潔が保たれます。ウォークインクローゼットなら、部屋の掃除をするついでにクローゼットの掃除もまとめて行う習慣をつけるとよいでしょう。

消臭剤や除湿剤も活用して

クローゼット用の除菌消臭剤や除湿剤を目的に合わせて活用すると、雑菌の繁殖予防に役立ちます。高温多湿な梅雨や夏場は、雑菌やカビが増えやすい時期。臭いだけでなく衣類やクローゼットにカビが付着してしまうおそれがあるため、この時期はきちんと対策を行いましょう。

手作りサシェでクローゼットにお気に入りの香りをプラス

市販されているクローゼット用の芳香剤は、香りがきついと感じる人も多いかもしれません。好みの匂いが見つからない場合は、手作りのサシェがおすすめです。サシェとはドライハーブやポプリを入れた小さな袋のこと。市販品もありますが、手作りして自分好みの香りに調合することもできます。

クローゼットのサシェにおすすめのハーブ

一般的にハーブは生命力が強く成長が早いため、種や苗から育てても短期間でたくさん収穫できます。丈夫な植物なので、お世話が苦手な方や初心者でも育てやすいですよ。なかでも、クローゼット用のサシェには、親しみやすい香りのミントやラベンダーなどがおすすめです。もちろん、自分で育てたハーブでなくても、花屋で売っているラベンダーの切り花でも簡単に作ることができます。

意外と簡単！自家製ドライハーブ

ドライハーブ作りには、特別な道具は不要です。ポイントは風通しのいい日陰に吊るしておくことと、茎がポキポキ折れるくらいまで完全に乾燥させること。乾燥が足りないとカビの原因になってしまいます。しっかり乾いたら、葉と茎、花と茎を分けます。ミントは葉と茎の両方を使えます。ラベンダーは花のみを使いましょう。適当なサイズに切って、好みの布袋に入れれば、サシェの完成です。目が粗い布ではハーブがこぼれてくるため、ある程度目が細かい布を選んでくださいね。

香りが弱い場合は、サシェをもんでみたり、市販のアロマオイルを加えたりしてみましょう。ドライハーブとアロマオイルの組み合わせでいろいろな香りを楽しめます。

いい香りがするクローゼットで気分もリフレッシュ

クローゼットの中がきれいでいい香りがすれば、毎朝の服選びも、帰宅後の着替えもとても気持ちがいいですね。クローゼットの臭い対策は原因を除去してから、香りをプラスするのが基本。ぜひ手作りのサシェで香りを楽しんでみてくださいね。