デッキチェアとハンモックを選ぶ際には、デザインだけでなく「どこで使うのか」も重要なポイントとなります。自宅の庭だけでなくアウトドアにも持っていきたいのであれば、木材やスチールなどの軽量素材を使った製品を選びましょう。
家でリラックスするためのお役立ちアイテムとして近年注目を浴びているのが「ガーデンファニチャー」です。自宅の庭でのんびりした時間を過ごすことができるよう、取り付けが簡単で実用性の高いアイテムが数多く登場しています。数あるガーデンファニチャーの中でも、特に商品ラインナップが充実しているのは耐久性の高い「デッキチェア」と「ハンモック」です。では、どんなポイントに留意すれば自分の庭に合った家具を選ぶことができるのでしょうか。
デッキチェアは「どこで使いたいのか」を考えて選ぼう
デッキチェアは用途に合わせて色々な素材のものがあります。自宅の庭専用のリラックスアイテムとしてデッキチェアを購入したい人には、リクライニング機能の有無に加えて、フレームに使用されている素材にこだわって選びましょう。最近では、肌に触れた時に優しく温かな感触が伝わるよう、無垢材や天然素材を使用したこだわり商品が数多く見られます。また、腰掛けた時に体へかかる負担が均一になるよう、人体の構造に合わせたデザインの製品も増えてきています。
一方、庭や縁側で使うだけでなく、キャンプやアウトドアにも持っていきたいと考えているなら、骨組みにスチールや軽量の木材が使用されている、折り畳みが可能なタイプを選びましょう。折り畳み式とはいえ耐久性や機能性は高く、数段階のリクライニングも可能なので大変実用的です。腰掛ける部分はシンプルなポリエステル素材のものもあれば、通気性の良いメッシュ素材になっているものもあります。最近では、肘掛け部分に触り心地の良い木材を使用したデッキチェアや、軽量のカーボンフレームを全面使用したデザイン性の高いポータブル・デッキチェアも数多く登場しています。
ハンモックも持ち運び可能なタイプが増えてきている
大抵の人は「ハンモック」と言えば、木の間に括りつけて横になる「スイング式」を思い浮かべることでしょう。ただしスイング式は、家の庭に適当な木がないと設置ができない、という難点がありました。その悩みを解決したのが、どこでも設置ができる「折り畳み式」のハンモックです。フレームにスチールやアルミ、カーボンなどの軽量かつ耐久性の高い素材が使用されているものは、庭で使用する時だけでなくアウトドアに出かける際にも気軽に持っていくことができます。体を横たえる部分には、網目状のネットではなくポリエステルなどの化学繊維を使った丈夫な布地が使用されているので、突然破けたり裂けたりする心配はまずありません。
室内・室外兼用ならデザイン性の高いハンモックが狙い目
縁側や庭だけでなく、丈夫な土台が付いていて室内でも使用できる「スタンド式」のハンモックが多数登場しています。スタンド式のメリットは、ハンモックとしての用途に加えて、庭や部屋を飾るオシャレなオブジェとしても有効活用できるという点が挙げられるでしょう。片側をネジで外壁に固定してしまうタイプのハンモックもあります。ただし、フレームが木材で出来ているものに関しては、風雨による汚れが目立ちやすく、定期的なメンテナンスが必要になるという点を念頭に置いておきましょう。
デッキチェアやハンモックは、バランス良く配置することで庭の雰囲気を劇的に変えてくれる、非常に実用性の高いガーデンファニチャーです。ですから購入する際には、「どんな庭にしたいのか」「コンセプトは何か」をきちんと考えながらじっくり選ぶようにしましょう。
