子供部屋に置きたいインテリアの一つに、システムベッドがあります。これは限られたスペースを上手に生かしながら、快適さや機能性をバランスよく楽しむことができる家具で、狭い住宅事情で悩んでいる人にはピッタリのインテリアとして人気があります。デザインや大きさ、機能性などは商品ごとに多種多様ですが、子供にとって長く便利に、そして快適に使い続けるためには、どんな点をチェックしながら商品選びをすれば良いのでしょうか。

ベッド、学習机、収納が一体になった便利な家具

子供部屋にベッドや学習机、収納のための本棚を置こうとしても、スペース的に難しかったり、兄弟で子供部屋をシェアしなければいけない時にはそれぞれ2つずつ置くことはできないことがあるかもしれません。そんな時に便利なのがシステムベッドです。これは、学習机と収納、ベッドが一体型となっている家具で、ベッドを天井に近い部分に配置することによって小さなスペースでもたっぷりした空間を確保することができます。3つの家具が一つにまとめられているため、お値段的にはそれぞれの家具を個別に購入するよりも高いことが多いのですが、ベッド、学習机、そして本棚の3つを購入する際にかかる費用と比較してみると、システムベッドの方が意外とリーズナブルで節約できるということも多いのです。

知っておきたいデメリット

システムベッドは、ベッドが上段についているので、寝起きの時にはハシゴを昇り降りしなければいけません。とても眠い時や体調がよくない時などは、子供にとってはこのハシゴの昇り降りがキツイと感じることがあるかもしれませんし、慣れるまでに時間がかかる子もいるようです。また、ベッドが部屋の上部に位置するので、気温が高くなる夏には、部屋の床部分よりも温度が高くなって寝苦しくなったり、天井の高さとシステムベッドの高さのバランスよっては、眠る時に圧迫感があって寝にくいことがあります。その点、アテナマルチなら圧迫感がないのでおすすめです。

また、システムベッドは多機能で便利ですが、組み立てはかなり複雑で時間がかかります。そのため、引っ越しが多い人にとっては、そのたびに解体したり組み立てたりするのは大変ですし、面倒かもしれませんね。

選び方のポイント

システムベッドを選ぶ際には、まず最初に耐震性はしっかりチェックしておきたいものです。日本全国、いつどこで地震が起こるか分かりませんから、万が一の時に子供を守ってくれる耐震性のものを選びましょう。また、小学校の入学から子供は成長して体が大きくなります。小さな子供のサイズに合わせたシステムベッドでは、すぐに大きさが合わずに使えなくなってしまいますし、子供っぽいデザインだと子供自身が使いたくないと嫌がるかもしれません。できるだけ大きくなってからも使えるような大きさとデザインのものを選んだほうが良いでしょう。

また、近年では小学校でもパソコンを取り入れて勉強するなど、子供と言ってもパソコンと関わる機会が多くなっています。そのため、勉強をしながらパソコンも置けるスペースがあるととても便利ですね。

リビング学習をする人にも便利

システムベッドというと、ベッドの下に学習机がついているので、リビング学習をする子にとっては必要ないインテリアだと感じる人はたくさんいます。しかし、システムベッドにもいろいろなタイプがあり、inityのような学習机ではなくベッドの下はすべて収納スペースになっているものもあるので、ライフスタイルによって使いやすいものを選んでみてはいかがでしょうか？リビング学習をする子でも、学校に必要なステーショナリーやカバンなどを収納するスペースは必要です。システムベッドを賢く利用することによって、子供部屋の空間を上手に生かしてスッキリ快適に過ごしやすくなります。ライフスタイルに合わせて、必要な機能を充実させて、必要ない機能は省略することが、このインテリア家具と長く上手に付き合っていくためのコツと言えるのではないでしょうか。